【大紀元日本4月2日】中国文化省はこのほど、土豆(Tudou)、優酷(Youku)など大手動画配信サイトがネット上で「未成年者の犯罪や暴力行為などを誘発する有害なネットアニメを提供している」ため、規制に違反するとして取り締まることを発表した。多くの日本のアニメ作品も対象となる。中国国内メディアが2日までに報じた。
それによると、規制の対象となるのはアニメに表現される残虐、暴力、性的描写など大きく3つに分類されている。日本のアニメ作品『Blood-C』などがネットから相次いで閲覧禁止となった。
文化省はまた、公式ブログで違反サイトに対し、近いうちに処罰を与えると述べた。具体的な処罰内容は明らかにされていない。
中国当局は昨年以来、インターネットをめぐる情報統制が一段と強まっている。特に、国内のネットで爆発的な普及をみせる海外のテレビ番組や映画などの影響を懸念し、検閲が強化している。当局は、審査を受けていない外国製コンテンツは削除している。
(翻訳編集・王君宜)