【大紀元日本6月2日】フライドチキンチェーン世界最大手「ケンタッキーフライドチキン(KFC)」は同社の製品に関するうわさを広めたとして、中国企業3社を提訴した。上海市匯区裁判所が控訴状を受理した。北京市の日刊紙「新京報」が2日報じた。
それによると、この3社は中国大手メッセンジャー WeChat(微信)などのインターネットを通じて人騒がせな話や合成写真を発信し、「KFCの鶏には足8本、翼6枚がある」とのデマを広めていたという。
今年4月までに、WeChatのページで関連内容は4000件に達し、うち130件が閲覧回数10万回を超えている。
KFC中国部門の屈翠容最高経営責任者(CEO)は、「これは深刻に消費者を欺いただけでなく、同社ブランドを傷つけた行為だ」とし、名誉毀損で問題企業の各社に最大150万元(約3000万円)もの損害賠償と謝罪を求めた。
専門弁護士によると、過去の事例からみれば、ネットでの名誉毀損による損害賠償は通常数万元しかなく、数十万元を請求するケースはまれである。したがって、KFCが提示した数百万元の賠償額が得られるかどうかは未知数であるという。
(翻訳編集・王君宜)