【大紀元日本6月3日】英紙デイリー・メール1日付の報道によると、米オハイオ州在住の女性はある日の朝起きると、左目の視力を失っていることに気づいた。後に、ペットのネコに舐められた彼女の目は結膜炎を発症したことで失明したと診断された。すなわち「猫ひっかき病」に感染した。
猫ひっかき病は、ネコやイヌなどが持つバルトネラ属の菌の感染症で、症状は主にリンパ節のはれ、皮膚の発疹、発熱であり、稀に頭痛や脳症、結膜炎を発症するケースもある。日本ではネコの1割が保菌しており、ヒトへの感染ルートはほとんどがネコで、とくに子ネコからの感染リスクが高いとされている。ヒトからヒトへの感染はない。
報道が引用した米専門家の話では、バルトネラ菌の伝染ルートは主にネコの唾液であり、その毛から菌をもらう可能性もある。有効な予防対策はネコと触れ合った後、接触部を徹底して洗うこと。
(翻訳編集・叶子)