【大紀元日本6月19日】台湾の蔡英文・民進党主席(次期総統選候補)がこのほど、米国の有力週刊誌タイム誌アジア版の表紙モデルとして登場した。
タイム誌は、18日付の最新号の電子版で、蔡氏を「唯一の中国民主主義をリードするか」という題のカバーストーリーで大きく取り上げ、その下に「北京を緊張させる(And That make Beijing Nervous)」を付け加えた。
19日付台湾紙・自由時報によると、タイム誌が5月中旬、蔡氏に対し、北京特派員のエミリー・ラウハラ(Emily Rauhala)氏と有名な戦場カメラマンのアダム•ファーガソン(Adam Ferguson)を派遣、3日にわたって撮影・取材を重ねた後、同誌アジア版のゾーハー・アブドゥールカーリム(Zoher Abdoolcarim)編集長がインタビューを行った。
報道では蔡氏の生い立ちや学歴などの出身・背景が紹介され、蔡氏による台湾の未来や経済発展、両岸政策への展望が詳しく説明された。
蔡氏は台湾と中国との政治関係を変えない旨を示した。所属党の綱領に記されている「台独(台湾独立)条項」の撤回について態度を保留すると述べた。しかし、中国との統一について、蔡氏は「民主的なプロセスを介して問題を解決する必要がある。ここに住む人民に決めてもらうものだ」と強調した。
蔡氏はインドのモディ首相やインドネシアのジョコ•ウィドド大統領、韓国の朴槿恵大統領に続き、タイム誌の表紙モデルに選ばれたアジアの首脳候補だ。
(翻訳編集・王君宜)