パナソニック、北京工場閉鎖へ

2015/08/28 更新: 2015/08/28

パナソニックは27日、中国北京市のリチウムイオン電池工場を9月に閉鎖すると発表した。生産は今月で打ち切り、従業員約1300人を解雇する。

同工場は、パソコンや携帯電話、デジタルカメラに使う角形リチウムイオン電池を製産、子会社の三洋電機グループが00年に全額出資で設立した。韓国メーカーなどとの激しい価格競争で採算が悪化、今後、競争の優位に立つ電気自動車向けの製造にシフトするという。

パナソニックは韓国のサムスン電子に次ぎ同電池の世界シェア2位である。中国には北京工場のほか、江蘇省の蘇州市と無錫市にも工場がある。この二つの工場は受注が安定しており、工場も比較的新しいので、今後も存続するという。

(翻訳編集・叶子)

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