最近の調査によると、海外の中国人留学生は、生活のための買い物はできるが、人との付き合いが苦手で、現地で人間関係を築くのが難しいことが明らかになった。中国新聞ネットが11日に伝えた。
研究は、留学支援企業・啓徳グループと北京師範大学教育学部の共同調査によるもの。アメリカ、カナダ、英、オーストラリア、ヨーロッパおよびアジアの国に留学した1014人にアンケート調査を行った。
調査によると、大多数の中国人留学生は海外に行くと、すぐに生活ができるよう買い物したり、学校で授業を受けたりすることはできるが、人間関係では付き合いが苦手で、価値観や文化の違いという壁を乗り越えられずにいるという。
アンケート対象者の86%は19~26歳。学士取得が目的の学生は37%で、修士・博士は63%。米国への留学生が20%を占める。
調査の中で、中国人留学生が得意とすることの中で最もポイントが高かったのは、買い物など「日常生活の工面」。一番低いのは、現地の人が言ったジョークや笑い話を理解することが含まれる「人との付き合い」。
また、中国人留学生は全体的に、海外の生活に「幸せ」を感じている。現地で受けた「ポジティブな感情」には「愛」「楽しみ」などがある。一方、「ネガティブな感情」には、「プレッシャー」が挙がった。
レポートは、海外にいる時間が長くなるにつれて留学生の社会適応能力も向上し、滞在期間3カ月と12カ月が、2つのターニングポイントだと指摘した。
(翻訳編集・陳桜花)