中国は過去6年間、世界一の「留学生送出国」になっている。最近の調査報告書では、留学を始める年齢が低年齢化傾向にあり、一番人気の国は、引き続き米国であることがわかった。
教育情報サイト・中国教育在線と教育サービスプラットフォーム・教育優選が最近、共同で発表した「2015年留学発展状況調査報告」によると、2007年にはわずか15万人だった留学生の数が、2014年には46万人弱と、7年で3倍に増加した。
さらに米国、英国、ドイツ、オーストラリア、カナダ、日本の6カ国では、全留学生の出身国で、中国が1位だった。
また、2012年と比較すると、高校卒業後に留学する人の割合は61%から44%へ下がった。それに比べ、在学中から留学する人の割合は17%から27%へ増加した。
2007年から2012年の5年間で、米国の学生ビザ(F-1ビザ)を所持している高校生の数は6541人から4万8600人に急増した。
2015年の米国への留学申請数は、去年より20%増加した。報告書によると、多くの保護者は、厳しい競争社会の中国より、個性を尊重する欧米で教育を受けさせ、視野を広げ、将来の社会生活に役立つと考えている。
(翻訳編集・山本アキ)