世界最富裕層上位400人は今年最初の取引週間で、総額約1940億ドル(約22兆8920億円)の損失を被った。中国景気悪化と株式市場の急落、国際原油価格の続落、世界同時株安の影響によるものだ。
米国債券市場では2011年以来最悪の一週間となった。ブルームバーグが毎日更新する世界長者番付のブルームバーグ・ビリオネア指数インデックスによると、米国主要株価指数であるダウ工業株30種平均は2016年1月4日~8日の取引週間で前週比で約6.2%下落したことで、億万長者リスト掲載者400人の総資産が1940億ドル目減りした。2015年最初の取引週間の290億ドル(約3兆4220億円)の目減りの7倍となった。
400人の大富豪の中、世界4位の大富豪で世界ネット通販大手アマゾンの創始者ジェフ・ベゾス氏が最も多い59億ドル(約6962億円)の損失を被った。次いで世界1位の大富豪ビル・ゲイツ氏は45億ドル(約5310億円)、スペイン発ファッションブランド「ZARA」創始者のアマンシオ・オルテガ氏は34億ドル(約4012億円)をそれぞれ失った。
世界400人大富豪の総資産規模は3兆7000億ドル(約436兆6000億円)で、ドイツのGDPに匹敵する。
(翻訳編集・張哲)