香港日本文化協会は4月21日の記者会見で、4月29日~5月13日までパナソニックの香港・マカオ総代理店である信興集団傘下の26の店舗、日本の生活用品を専門とする一田デパートと一田スーパーマーケット、香港アピタなど約150カ所で「がんばれボックス」(加油BOX)を設置し、熊本地震を支援する募金活動を行うと発表した。
同協会会長で信興集団会長でもある蒙徳揚氏は、奥様が熊本出身の日本人ということもあり10万香港ドル(約143万円)の支援金を寄付した。また、信興集団傘下の教育および慈善基金有限公司は、寄付金を受付ける小切手専用口座の「熊本加油(頑張れ)口座」を開設した。
在香港日本総領事館の松本邦紀大使は同記者会見に出席し、地震後の支援活動をする香港市民に感謝の意を述べ、震災復興後も香港市民が熊本の観光業を引き続き支援してくださるよう求めた。
また、香港吉野家は、人気メニュー「一番巨丼」の21日と22日の全売上を熊本県に寄付したほか、一田デパートが熊本県PRマスコットキャラクターのくまモン関連グッズの販売売上を本県が設置した「熊本地震義援金」に入金すると発表した。香港の米線(米粉で作られる麺)専門チェーン店「譚仔雲南米線」も50万香港ドル(約715万円)を寄付した。香港でも熊本地震を支援する輪が広がっている。
(記者・王文君、翻訳編集・張哲)