バングラデシュ当局の発表によると、12日から15日までの4日間だけで65人が落雷で死亡した。特に12日には落雷による死者が34人に上り、前例のない落雷被害である。
バングラデシュの災害対策当局によれば、今年は例年以上に落雷の被害が深刻で、犠牲者のほとんどは室外で農作業などをしていた時に落雷に遭ったという。
専門家の分析では、落雷被害が増加する主な原因は森林伐採特に避雷針の役目を果たしている背の高い樹木の伐採である。
人が生涯で雷に打たれる確率はおよそ1万2000分の1だと言われているが、熱帯雷雨期である今のバングラデシュではこの数字が当てはまらないようである。
(翻訳編集・単馨)