7月3日にグアム南の太平洋で発生した猛烈な台風1号は8日、日本時間午前6時50分ごろ、台湾の台東県太麻里地区に上陸した。中央社が報じた。
午前9時30分の台湾中央気象局の発表によると、台風1号の中心気圧は940ヘクトパスカル。中心付近の最大風速は45メートル、最大瞬間風速は55メートル。
中央気象局は、台風1号は上陸した後、勢力をやや弱めており、台湾全域を通過するには8時間以上かかるとの予測を示した。全台湾市民に対して今後続く暴風・豪雨への警戒を呼びかけた。
台風1号が上陸した台東県では、暴風と豪雨の影響で家屋の破損、樹木の倒壊が相次いだ。台東県台東市の果物野菜卸市場の屋根が暴風で飛ばされた。日本時間午前7時までには市民の死亡・被害情報は入っていない。
台東災害対応センターの統計によると、同市で、今現在避難している人は400人、停電は4312戸。海上、道路、空港でのすべての交通を一時禁止した。
また台東県北側に位置する花蓮県花蓮市でも、台風の影響で約2000戸以上の家が停電。
(翻訳編集・張哲)