2年に1度のベルギー恒例イベンド「第20回ブリュッセル・フラワーカーペットフェスティバル」が8月12~15日に開催された。今年は日本とベルギーの国交樹立150周年を記念するため、フェスティバルのテーマは日本となった。日本をイメージした「花鳥風月」絵柄の花のじゅうたんが世界遺産のグラン・プラス広場一面を彩った。
長さ75メートル、幅24メール、総面積1800平方メートルと世界最大となったこの花のじゅうたんは、ベルギー名産ベゴニアのほかにダリアなど、60万本以上の生花と樹皮を敷き詰めて作られた。
フラワーカーペットの技術総監督のクーン・ヴォンデンブッシュ(Koen Vondenbusch)さんによると、花を敷き詰める作業に約6時間かかり、また120名のボランティアが参加した。
カーペットのデザインを担当した、デザイン会社・乃村工藝社の鈴木不二絵さんは、「自然を愛し大切にするという日本人の熱い思いを表すために日本伝統の花鳥風月の絵柄を用いた」、「私がデザインしたこの花のカーペットをみて、嬉しくそして楽しくなっていただければと思います」と取材に応じた。
日本人お馴染みの鶴、松、コイ、サクラ、満月、菊が織り込まれた美しい花のじゅうたんに息をのんだ観客は次々とカメラに収めた。
(記者・李孜、翻訳編集・張哲)