台風10号の今後の見通しについて、気象庁は29日、関東の南東海上を北東に進みながら加速し、30日午後にかけて暴風域を伴い北日本や関東地方に接近し上陸、その後日本海に向かうと発表した。ウェザーニューズは、日本の東南海上でウロウロ動く台風10号は観測史上最も長寿の台風だと報じた。
台風10号は、8月19日午後21時に日本の八丈島近海で発生した。気象庁が29日15時50分に発表した観測では、台風10号は現在八丈島の東南東約330キロにあって、1時間におよそ25キロの速さで北東に進んでいる。中心付近最大風速が40メートル、最大瞬間風速60メートル、中心気圧950ヘクトパスカル。
気象庁は台風接近と通過時、北日本や関東地方を中心に強風、大雨になる恐れがあるとし、暴風や高波、土砂災害、河川の増水や氾濫などに厳重に警戒すると呼びかけた。
気象情報ニュースサイト「ウェザーニューズ」によると、台風10号は29日午前3時を過ぎた時点で、1970年8月26日に発生した台風12号の9日間と6時間だった台風としての寿命を超え、46年ぶりに記録更新となる、観測史上最も長寿の台風となった。
(翻訳編集・張哲)