迫力ある大峡谷で有名な湖南省の張家界森林公園で、このたび、まるで空中を散歩しているかのように見せる「透明な橋」が建設される予定だ。同公園は、世界最長・最高のガラスのつり橋がある観光スポットとして注目を集めている。
伝えられるところによると、この最新の橋の表面は鏡のように反射し、目の錯覚でその存在がわかりにくくなるという。デザインは、パリ拠点のMartin Duplantier Architecteが担当し、費用は約520万ドル(50億円)と伝えられている。
橋は、2つの巨岩の間にかけられる。使用される素材は、ステンレスの板を鏡面研磨して高い反射率を持つステンレスミラーと、反射率の高い黒石。
同公園では8月、世界最長・最高のガラスのつり橋として注目される、「張家界玻璃橋」(全長430メートル、高さ約300メートル)がオープンした。2週間後、予想以上の人々が行き来したために、閉鎖し、9月末に再オープンした。国営メディア・中新ネットによると、冬の寒い時期にもかかわらず、連日5000人近くの観光客がこの橋を渡るという。
(翻訳編集・佐渡 道世)