米国ドナルド・トランプ次期大統領の就任式が米国東部時間1月20日の午前に首都ワシントンで行われる。就任式実行委員会はトランプ氏の支持者などから集まった寄付金が1億ドル(約115億円)に達したと示した。2009年に行われたオバマ大統領の就任式で集まった金額より倍となり、すべて就任式費用に充てられる。
米紙「ニューヨークタイムズ」(17日付)によると、大統領就任式実行委員会は、トランプ氏を支持する企業や富裕層と個人からの寄付金で1億ドル集まったと発表した。09年バラク・オバマ大統領の就任式のために集まった寄付金は5300万ドル(約61億円)だった。
米国メディアの報道によると、現地時間19日夜ワシントンDCのユニオン駅で、100万ドルを寄付した個人はトランプ氏とその家族、またマイク・ペンス次期副大統領とその家族が出席する「キャンドルライト・ディナー」に招待されたという。
今回の就任式の総費用の推計は1億7500万ドル(約201億2500万円)から2億ドル(230億円)で、半分は寄付金、残りの半分は連邦政府や各州政府が負担するという。09年の就任式の1億2400万ドル(約143億円)より費用が跳ね上がった原因として、大統領などの警備や交通整理やテロ対策などの出費が増えていることがあげられている。
実行委員会は就任式関連イベントに参加する人数が100万人を超えると予測している。就任式当日、連邦議会議事堂からホワイトハウスまでの祝賀パレートは約90分間行われる予定だ。就任式当日に予定されている舞踏会は3カ所で開催される。09年の就任式当日の舞踏会は10か所で行われた。
(翻訳編集・張哲)