ティラーソン米国務長官は21日、中国の外交政策を統括する楊潔篪・国務委員と電話会談し、北朝鮮問題や米中両国の関係について意見交換を行った。
会談で両氏は、北朝鮮が地域の安定を脅かしている事に対処すべきという共通認識に達したほか、米中両国の「建設的な関係」の重要性を確認し、経済や貿易、反テロ、越境犯罪捜査などの分野での協力の可能性を議論した。
ティラーソン氏は17日にも、ドイツのボンで開かれた主要20カ国・地域(G20)外相会議の会期中に中国の王毅・外相と会談しており、双方が北朝鮮の脅威を確認した。ティラーソン氏は北朝鮮の核・ミサイル開発を阻止するために、中国にあらゆる手段を講じるよう求めた。
北朝鮮が12日に日本海に弾道ミサイルを発射したことに対して世界各国と国連は強く非難している。
(翻訳編集・叶子)