世界に注目されたフランス大統領選の決選投票で、親欧州連合(EU)のマクロン氏が当選確実を受けて、円相場は下落した。
時差の関係で8日朝のオセアニアの外国為替市場では、フランスがEU離脱の危機から脱したとの投資家の安心感から、ドルとユーロへの買い注文が集中し、円相場は一時、円安ドル高の1ドル=113円13銭になった。先週末のドル円は1ドル=112円台後半だった。
ユーロに対して一時、円安ユーロ高の1ユーロ=124円59銭をつけた。
一方、東京株式市場では、円安やフランス大統領選結果に好感して、主要株価指数の日経平均株価は前営業日比263円31高の1万9709円01銭で取引を始めた。3月13日に付けた年初以降高値の1万9633円を上回った。9時47分現在は、前営業日比289円86銭高の1万9735円86銭で取引をしている。
(文・張哲)