1992年5月13日に中国伝統気功法・法輪大法(以下、大法)が伝えだされてから、今年で25周年を迎える。この日の前後には、日本のほか台湾、香港、北米や欧州で、現地の学習者がパレードや記念行事などでこの修養法の伝播を祝った。大法を学ぶ日本人から、身体や心の変化について話を聞いた。
観念を取り除き修煉する
中国伝統文化を愛する牧聡士さんは、法輪功を学んで9年目となる。法輪功学習者の女性と結婚したことで、この修練法を知った。しかし、すぐに学び始めたわけではなく、しばらく中国共産党の弾圧に声を上げる支援者の立場だった。これについて「皆が社会に合わせるという日本人としての観念が、修煉を信じることを妨げていました」という。
牧さんは何度も大法の指導書『轉法輪(リンク先で全文を読むことができる)』を読んで、少しずつ大法を理解していった。「トラブルに遭っても、自分から改善するとの心持ちを保つことで、多くのことを学ぶことができました」。
ポストに投かんされていたチラシ
熊本県出身の谷本朝子さんは13年前から修煉している。以前は胃痛に悩まされていて、沢山の胃薬を服用していた。ある日、ポストに法輪功の気功講座のチラシが入っていたことがきっかけだった。実は、その前日に、人から勧められたある本に「政治や宗教と関係のない気功を始めると良い」と書かれていて、気功に関心を抱いていた時だったという。
25周年を迎え、谷本さんは「大法の教えに導かれて今は本当に健康で嬉しく思っています」と、お祝いの言葉を述べた。
性格が丸くなっていった
大法を学んでから10年以上になる菅原勝行さんは、東京・新橋で、気功教室を運営する。日本人にこの気功法を伝えていく中で、学んだ人々に現れた効果を語った。
「病気が改善していったほか、性格が丸くなった人もいます。飲酒を好んでいた人が、やがて身体の変化により必要としなくなり、半年ほどでやめたそうです。タバコを吸っていた人も、吸わなくなったと聞きました」。
米国ニューヨークでは14日、世界53カ国から1万人ほどの学習者が集まり、それぞれの国の民族衣装を着て、法輪大法25周年を祝うパレードに参加した。
(編集・甲斐 天海)