中国南部福建省のアモイで12月12日、地下鉄2号線の呂厝駅付近の上部を通る道路が陥没し、少なくとも乗用車2台が転落した。地下鉄利用者の撮影した映像から、駅構内に大量の水が流入する様子が確認できる。
中国国内メディアによると、12日午後9時頃、アモイ市思明区呂嶺路の呂厝駅で、地盤沈下が発生した。駅構内と線路上に大量の水が流れ込んだ。
当日午後11時頃、アモイ軌道交通集団はソーシャルメディア微博の公式アカウントで、アモイ地下鉄2号線で道路の陥没と水道管の破裂が起きたと伝えた。この事故により、乗用車2台が落下したという。
崩壊の面積は約500平方メートル。落下した乗用車に乗っていた人は自力で脱出し、死者はいないという。
事故後、アモイ出身の著名人である博黄内氏は、同地域では過去2度も地盤沈下が起きており、2度とも、行政側は十分な対策を講じていないと批判した。
12月1日、広州市にも道路陥没が発生し、3人が転落し、死亡した。当局は転落者を助けることなく、セメントを穴に注入した。
(翻訳編集・佐渡道世)