米国各地では、黒人市民ジョージ・フロイドさんの死後、抗議デモや略奪が広がっている。中国共産党が中国人留学生に指示して、デモに参加させたと疑われている一方で、一部の留学生らが店舗への略奪行為に関わったとみられる。ツイッター上で、奪った高級ブランドバッグを自慢した留学生もいた。
ツイッターのユーザー「袁宏睿」は6月3日の投稿で、米ワシントン州シアトル市にあるイタリアのファッションブランド、グッチの専門店でバッグを強奪したと明かした。
同ユーザーは、バッグの写真を添えて、「これはシアトルの店で奪ってきたグッチのバッグ。かっこいいだろう?」と書き込んだ。
また、中国共産党を支持するとアピールした同ユーザーは、「うらやましい?奪ってきたけど、文句あるのか?奪ったといっても、自分の実力で奪ってきた。絶対にアメリカの警察には捕まらない!」「明日、また奪いに行く。恥なんて重要ではない。中国共産党が私に資金支援をしてくれればいい。これで、俺はデモを煽って、アメリカを第2の香港に変え、漁夫の利を得ればそれでいいのだから」と投稿した。
これまでのコメントで、「袁宏睿」はシアトルに住む25歳の中国人留学生だとわかった。
「袁宏睿」の投稿に対して、中国人ユーザーらは、「レベルと知能指数(IQ)は新たな次元まで低くなった」「この不届き者らは、他人の国で乱暴する勇気しかない」などと強く非難した。「袁宏睿」の投稿のリンクを米連邦捜査局(FBI)のツイッターアカウントに貼り付けて、FBIに捜査を求めたユーザーもいる。
現在、「袁宏睿」はツイッターアカウントを削除した。
ラジオ・フランス・アンテルナショナル(RFI)6月4日付によると、中国人留学生でネットユーザーの「一個脱離了高級趣味的人」は、「(アメリカでの)騒乱で、裕福ではない我が家に、ルイ・ヴィトンのバッグ2個が増えた」とネット上に書き込み、仏高級ブランド、ルイ・ヴィトンのバッグを強奪したと示唆した。
(翻訳編集・張哲)