ロイター通信は7月3日、2人のインド政府高官の話を引用し、「東南アジアを中心とした貿易相手国が付加価値の低い中国製品をインドで積み替えるのを防ぐため、対策を検討している」と述べた。
印中関係は、今年6月の国境衝突が勃発した後、依然として緊迫した状態が続いている。インド政府は中国との関係を見直しており、TikTokなどを含む100以上の中国発アプリを禁止した。
匿名のインド政府高官らによると、「今後、輸入製品の品質基準を引き上げ、量的制限と厳格な開示基準を課し、アジア各国からの商品に対して、入港検査をより頻繁に実施することを計画している」という。
これらの措置は、主にベースメタル、ノートパソコンや携帯電話の電子部品、家具、皮革製品、玩具、ゴム、繊維製品、エアコン、テレビなどの輸入製品を対象とする。
先週、インドの貿易省は、テレビ輸入業者に輸入を制限するための「特別許可」を取得するよう通知を出した。
「関税を引き上げても効果は限定的なため、この対策が取られた。これから品質基準を向上させ、自由貿易協定に基づいて取引される商品が輸入されるよう、税関は警戒を強めることになるだろう」と関係者は語った。
(大紀元日本ウェブ編集部)