広西チワン族自治区防城港市で26日、ドリアンを積んだ貨物船が転覆し、海に浮かぶ大量のドリアンの一部が浜辺に流され、それを食べた周辺住民や観光客らが集団で腹痛や下痢、嘔吐などの症状が現れたという。
地元保健局によると、その日の夜に腹痛や嘔吐、下痢などの症状を訴えた患者らは全員、「ドリアンを食べた」という。食中毒と医師に診断された。
インターネット上に出回っている「同省東興市保健局の集団食中毒事件に関するレポート」によると、8月27日0:00時点で、地元保健センターは腹痛や嘔吐、下痢などの症状を訴える患者が後を絶たなかった。患者らは全員、食中毒と医師に診断され、15人が治療を受け、ほかの6人を別の病院へ移送されたという。そして、皆口をそろえて言うことは「ドリアンを食べた」という。
同地元保険センターの責任者が「レポートが本物だ」と証明した。
また、同省東興市当局の通知によると、26日の夜から、同市衛生機構は立て続けに腹痛、嘔吐、下痢の症状がある患者を受け入れた。これらの患者は全員、26日に海から拾ったドリアンを食べたという。
多くのネットユーザーは「ドリアンの問題なのか?」と疑問視しながら「よくも地元の人は拾ってきたものを口に入れたな」と呆れたコメントを残した。
また一部のユーザーは、「流れてきたドリアンはもう海水に汚染されてしまっている。海水が毒なのか、ドリアンが毒なのかもうわからない。最近の水害が多すぎて、水源が汚染されているようだ」との懸念の声も上がってきている。
(大紀元日本ウェブ編集部)