フェイスブックのファクトチェック(事実確認)サイトは先日、人気保守派コメンテーターであるキャンディス・オーウェンズ氏の「民主党大統領候補ジョー・バイデンは次期大統領ではない」という投稿に「虚偽」のラベルを貼った後、訂正を行った。
ファクトチェックを担当したポリティファクト(PolitiFact)は、オーウェンズ氏から法的措置をとるとの警告を受けて声明を発表した。
PolitiFactは「11月20日、その決定に対する控訴がオーウェンズ氏の代理で行われた。PolitiFactは11月20日に控訴を承認し、修正が適切であると判断し、誤ったラベルを削除した」と述べた。
バイデン氏は大統領選挙での勝利を宣言しており、多くのメディアが彼を次期大統領と呼んでいる。大紀元は選挙に関するすべての訴訟が決着するまで、大統領選挙の勝者の発表を控える。
動画の中でオーウェンズ氏は、選挙人団が誰に投票するかを決定し、彼らの投票が2021年1月6日に国会の合同会議で集計されるまで、バイデン氏は次期大統領ではないと説明した。
オーウェンズ氏は、「ジョー・バイデンは文字通り、そして法的にも次期大統領ではない。ではなぜメディアは彼が次期大統領だと装っているのだろうか?」と字幕で説明している。
PolitiFactがこの主張を虚偽と判断した。オーウェンズ氏はその後、訴訟を起こすと警告した。
PolitiFacが最初の決定を訂正した後の11月28日、オーウェンズ氏はフェイスブックに「ファクトチェッカーは民主党のために嘘をついている」と投稿した。
この訂正はPolitiFactのウェブサイトに掲載されていない。
12月1日現在、バイデン氏のフェイスブックの公式アカウント上での肩書きは「政治家」となっている。
PolitiFactはフェイスブックから資金提供を受けており、フェイスブックが事実確認を行うために利用している約12のウェブサイトのうちの1つである。PolitiFactは主観的な判断が多いと広く批判されている。
大紀元が9月に報じたところによると、フェイスブックのファクトチェック担当者の大半は左寄りの資金、人材、組織によって占められているという。
PolitiFactは11月初め、バイデン氏が「アメリカの次期大統領だ」という記事を掲載したが、多くのプロセスがまだ残されており、勝利宣言は主観的であることを認めている。
PolitiFactにコメントを求めたが、回答は得られなかった。同社の広報担当者は以前大紀元に対し、PolitiFactは国際ファクトチェッキング・ネットワークのテストに複数回、合格していると話した。
(大紀元日本ウェブ編集部)