米大統領選で史上最多の票を獲得したと言われているジョー・バイデン新大統領は、オンラインコミュニティではあまり注目されていないようだ。そんな状況を変えるために、米SNSのInstagram(インスタグラム)の運営陣は、大統領が多くのフォロワーを獲得できるよう躍起になった。
米保守派メディア「ザ・ゲートウェイ・パンディト(The Gateway Pundit)」は23日、最近多くのInstagramユーザーが、ジョー・バイデン新大統領の「ホワイトハウス」のアカウントを強制的にフォローさせられたと報じた。何度フォローを解除しても、しばらく経てばまた同アカウントの「フォロワー」になっているという。
「同アカウントのフォローを繰り返し解除したり、ブロックしても、数時間後に自分のアカウントが同アカウントを再びフォローしていた」と多くのInstagramユーザーが投稿した。
バイデン氏のホワイトハウスのアカウントページのフォロワー数は就任直後、100万人に満たなかった。その不人気ぶりを隠すため、Instagramはユーザーらに同アカウントのフォローを強要したと、同メディアは報じた。
ユーザーの苦情が殺到する中、バイデン氏のInstagram上のホワイトハウスのアカウントが26日、ついに600万人のフォロワーを獲得した。
Instagramは、米Facebook社が提供する無料のモバイル・ソーシャル・プラットフォーム・アプリケーション。
また、Instagramがユーザーにバイデン氏のホワイトハウスのアカウントを強制的にフォローさせる前にも、Facebook社は、管理者が脅威だと感じる情報を投稿した数万のアカウントを削除していた。
大紀元英字版によると、ジョー・バイデン氏が正式に大統領に就任する前、FacebookとInstagramは7万8000以上のユーザーアカウントを削除したという。
Facebook社の説明によると、これらの削除されたアカウントはこれまでの半年間に「軍事化された社会運動」や、人々に「検出を避ける方法」を教える投稿、「Qアノン」などに関するコンテンツを投稿していた。
Facebook社は19日に声明を発表し、次のように述べた。
「1月12日の時点で、我々は890以上の軍事化された社会運動を検出し、合計約3400ページ、1万9500のグループ、120のイベント、2万5300の Facebookプロファイルおよび7500のInstagramアカウントを削除した」
「また、我々の「Qアノン」に関するポリシーに違反したため、約3300ページ、1万500のグループ、510のイベント、1万8300のFacebookプロファイルおよび2万7300のInstagramアカウントも削除した」
Facebookの広報担当者はフォックス・ビジネス(Fox Business)に対し、昨年8月から今年1月12日までの間に、合計約7万8000のFacebookとInstagramのアカウントを削除したと述べた。
ツイッター(Twitter)やグーグルのYouTubeなど、米国の他のビッグテックも、ここ数週間で「規則違反」と判断した数万のアカウントを削除した。
(大紀元日本ウェブ編集部)