中国伝統気功グループ、法輪功の情報サイト「明慧網」4日付によると、昨年1月から今年1月までの一年間に、中国当局の不当判決を受けた法輪功学習者は新たに194人確認された。
中国当局による情報封鎖の下で、明慧網は1月、中国国内で昨年、少なくとも622人の学習者が不当判決を受けたとした。同サイトがこのほど新たな情報を入手した。確認された194人のうち、153人は20年に不当判決を受けた。残りの41人は今年1月に判決を言い渡された。
65歳以上の高齢者は33人いる。このうち、最年長者である喩芳荘さん(女性、88)は昨年7月、江西省南昌市の警察当局に拘束され、同年12月に地裁から懲役6カ月と罰金2000元(約3万2600円)の判決を言い渡された。四川省万源市の肖大富さんは(男性、80)は懲役8年6カ月を言い渡された。
また、194人の中で、懲役3~4年と言い渡された学習者が最も多く、48人いる。懲役1~2年の学習者は41人で、2番目の多さとなった。懲役4~5年と懲役6~7年はそれぞれ21人で、3番目となった。
寧夏回族自治区に住む学習者の馬智武さん(男性、50)は昨年12月25日、地裁に懲役14年と罰金3万元(約49万円)を言い渡された。194人の中で最も長い懲役刑となった。
1998年に法輪功を習い始めた馬さんは、中国当局が99年に法輪功学習者への弾圧政策を始めて以降、今まで当局に3回懲役刑を言い渡され、約11年半、牢獄に服役していた。その間、馬さんは激しい拷問を受けたこともあった。昨年6月、地元当局は再び馬さんを連行した。同年11月下旬、警察当局関係者や捜査員、証人などが出廷しなかったにもかかわらず、地裁は無理やりに審理を進めた。
(翻訳編集・張哲)