みずほ銀行で再びシステムエラーが発生し、海外送金が一時停止した。12日夜、頭取が記者会見で謝罪した。ハードの機器のトラブルだという。同行の障害は直近2週間で4度目となる。
記者会見に臨んだ藤原弘治頭取は、「3日に起きたハードウェアとは別の場所のハードの機器のトラブルの影響により、外為取引に一部影響が出ている」「立て続けにトラブルが起きている。お客様に大変ご迷惑をおかけしている。心からお詫びする」と述べ、深々と頭を下げた。
今回の障害は11日午後11時39分に発生したとのこと。復旧は12日午前6時38分に完了し、送金手続きは同8時までに完了したという。
みずほ銀行でデータ移行作業の影響により、2月28日には全国のATMで障害が発生、キャッシュカードや現金が飲み込まれる被害は5千件以上となった。その後、3月3日と7日にも障害が発生、定期預金の預入ができないなどの不具合が生じた。
一連の障害について、藤原頭取は「因果関係は見いだせていない」と述べたうえで、「ハードの機器と運用面の抜本的な点検をする必要がある」と述べた。
(王文亮)