笠浩史衆議院議員(神奈川第9区)は14日、大紀元の取材に対し、香港の大紀元印刷工場に対する襲撃は「許されない行為」であり、「言論と自由に対する挑戦」であると述べた。
12日に発生した香港の大紀元に対する襲撃では、ハンマーを持った男らによって印刷機械が破壊され、発行に支障をきたしている。
こうした現状について、笠浩史議員は「大紀元は日ごろから、自由と民主主義を求める立場から、中国共産党を厳しく批判している。このことが事件の背景にあるとしたら大変由々しき事態だ」と語った。
そして、過去にも複数回襲撃があったことを知った笠浩史議員は、「度重なる嫌がらせというか、断じて許されない行為だ」と述べた。そして、「香港の言論と自由に対する挑戦である」と強調した。
襲撃事件を受けて、香港警察は重大案件として捜査を始めているが、犯人はまだ捕まっていない。
この現状について、笠浩史議員は「一刻も早く犯人を捕まえてほしい」「どういう背景があるのか、そこも含めて、処罰していかなければならない」と述べた。
笠浩史議員は、かつてテレビ朝日で報道記者をしていたこともある。この経験から、言論の自由に対する攻撃はあってはならないとの見方を示した。
「私はテレビ朝日で18年前まで報道記者をしていたが、政治家の立場からも、国民の立場からも、言論の自由を守っていかなければならない。このことを政治と、国民がきちんと認識していかなければならない」。
(王文亮)