超党派国会議員連盟である「日華議員懇談会(日華懇)」の古屋圭司会長は16日、ツイッターに台北にある「日本台湾交流協会」の入り口に日本国旗を掲げるようになったと投稿した。
古屋会長は投稿で、「台北の『日本台湾交流協会』(大使館に相当)の玄関に、日本国旗が掲げられるようになりました。至極当然のことですが、中国に気を使って控えてきた経緯があります。多くの台湾内外の来訪者は、この変化に気付いてくれるでしょう。常軌を逸した中国には、民主主義国と連携して対抗していくことです」と国旗掲揚の動機を説明した。
古屋会長のツイートには「日台交流協会」と書かれているが、添付された写真を見ると、国旗を掲揚したのは台北の陽徳大道にある日台交流協会代表の公邸だった。
中央社によると、公邸は1月から日本国旗を掲げている。今月2日、台湾東部の花蓮県で49人死亡の特急列車「太魯閣(タロコ)号」の脱線事故の発生後、3日間半旗を掲げ、哀悼の意を捧げたという。
日本は1972年、中国と国交を樹立し、中華民国と断交した。同年12月1日、日本と中華民国の間の実務関係を処理するために公益財団法人「交流協会」を設立、台北、高雄市にも事務所を開設した。2017年1月1日、日本台湾交流協会に改名した。
日華議員懇談会は1973年に発足し、2019年5月現在287人の国会議員が所属している。
台北の「日本台湾交流協会」(大使館に相当)の玄関に、日本国旗が掲げられるようになりました。
至極当然のことですが、中国に気を使って控えてきた経緯があります。多くの台湾内外の来訪者は、この変化に気付いてくれるでしょう。
常軌を逸した中国には、民主主義国と連携して対抗していくことです。pic.twitter.com/HjDKjDRvAU— 古屋圭司 (@Furuya_keiji) April 16, 2021
(大紀元日本ウェブ編集部)