世界法輪大法デー22周年、スイス議員ら110人が祝辞

2021/05/10 更新: 2021/05/10

第22回「世界法輪大法デー」を祝うため、スイスの政治家約110人が共同署名書簡を公開し、「逆境と困難に直面しているこの世界には、真・善・忍という普遍的な価値観が必要だ」と示した。

29年前の5月13日、法輪功(法輪大法とも呼ばれる)は創始者の李洪志氏によって中国で初めて公に伝えられた。この日は李洪志氏の誕生日でもある。

9日現在、スイスの国会議員、州議員と市議員ら110人が法輪功への支持を示す共同書簡に署名した。議員らは、「法輪大法は、『真・善・忍』という宇宙の特性を原則とする性命双修功法である。修煉を通して、人々が道徳を重んじることによって、心身ともに健康を維持できる。法輪大法が1992年5月13日に中国で伝えだされた後、今、世界90カ国以上の数千万人の人々がその恩恵を受けている」とした。

また、議員らは過去数十年間、中国当局が法輪功学習者に対して大規模な弾圧を行ったにもかかわらず、「法輪功修煉者は絶えず、平和的かつ勇敢に中国共産党の大虐殺と人権侵害を暴いてきた」と称えた。

「凶悪で残忍な迫害にもかかわらず、法輪功学習者は常に善の力への信仰を持ち続け、拷問や迫害に直面しても心を修め、拷問を行う悪人たちに憎しみや恨みを抱くことはない。彼らは光に満ちた偉大な善の道を辿り、より良い世界へまい進するよう私たちを奮い立たせている。世界は、逆境や苦しみに立ち向かい、未来と人類のために希望を与えるため、『真・善・忍』という普遍的な価値感を必要としている」

議員は共同書簡のほか、電子メールや動画などをスイス法輪大法協会(以下は協会)宛に送信し、支持するメッセージを送った。

リサ・マッツォーネ(Lisa Mazzone)上院議員は協会に送ったメッセージビデオで、「真・善・忍」は「重要な人間性の価値だ」と述べ、「中国で起きている法輪功学習者の迫害を受け入れるべきではなく、容認すべきでもない」とした。

同議員は、国際的な超党派議員連盟、対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)のメンバーである。

カーロ・ソマルーガ(Carlo Sommaruga)上院議員は、「5月13日の『世界法輪大法デー』を迎えて、『真・善・忍』の理念を提唱するこの運動への支持を示したい。これらの価値観は中国に限らず、スイスにおいても、私たちが必要とするものだ」「中国での弾圧に対して、これからも声を上げて抗議していく」と示した。

ダニエル・ブレラズ (Daniel Brélaz)下院議員は、「真・善・忍」について、自身の政治家としての経歴を合わせて見解を述べた。「政治家として活動したこの40年間、私は物事の信ぴょう性と真実性を重んじてきた。有権者に向けて発言する時、真実を隠すのではなく、その実態を話すことに気を付けてきた。忍耐することは非常に重要だ。人々には様々な考え方があり、それぞれ違う信仰と文化を持っている。忍耐し大きな心を持っていれば、内戦や宗教的な紛争を避けることができる。だから、『忍』は基本的な価値観であるに違いない。しかし、国民を寛大に扱うことができない国では、善良な人々はその信仰で抑圧されるのだ」

スイス議会の外交政策委員会のメンバーであるニコラス・ウォルダー(Nicolas Walder)下院議員は、中国当局による法輪功学習者への弾圧は「多様性と自由を尊重する人道主義価値観に完全に反している。チベット人住民やウィグル人への迫害と同様に、中国当局はこの迫害を直ちにやめなければならない」と非難した。

ジュネーブ州議会のパトリック・デミヤー(Patrick Dimier)議員らは、李洪志氏宛に誕生日のお祝いメッセージを贈った。

デミヤー議員は、ジュネーブは国連の欧州本部や人権高等弁務官事務所(OHCHR)、各国の政府代表部、非政府組織(NGO)、国際人権団体など、数多くの国際機関が集まる「世界の平和と世界の人権の都市である」と挙げ、「5月13日の『世界法輪大法デー』はスイスにとっても重要な日である。私たちは、誰もが自分自身の思いを表現し、自由に考えることができるようにと望んでいる。人々が平和に生活できるよう心から望む」と話した。

(翻訳編集・張哲)

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