5月26日、茂木敏充外相はイスラエルのガビ・アシュケナジー外相と電話会談を行い、イスラエル・パレスチナの情勢について意見交換した。
茂木外相はイスラエルとパレスチナの停戦の実現を歓迎し、持続的な停戦を実現するため、イスラエル政府に緊張緩和の取り組みを進めるよう求めた。これに対し、アシュケナジー外相は「緊張緩和にむけて日本を含む国際社会と意見交換したい」と述べた。
日本は1952年、東アジアの国では初めてイスラエルと外交関係を結んだ。来年は、日本とイスラエルが外交関係樹立70年目になる。電話会談では、あらゆる分野で両国関係をさらに強化させるべきとの認識を確認した。
茂木外相は27日までに、イスラエルのほかパレスチナ、ヨルダンの外相とも電話会談を行なった。「ガザへの緊急支援や中東和平問題の『二国家解決』に向けた当事者間の信頼醸成など、日本として引き続き積極的な役割を果たしたい」とコメントを発表している。
(蘇文悦)