米下院共和党が独の「ウイルス起源公聴会」を開催、武漢ウイルス研究所にフォーカス

2021/06/26 更新: 2021/06/26

米下院の共和党員は24日の記者会見で、独自で公聴会を開催すると発表した。民主党はこれまで複数回、ウイルス起源に関する公聴会の開催要請を拒否したという。

Foxニュースによれば、米共和党のスティーブ・ スカリス(Steve Scalise)下院院内幹事とエリス・ステファニク(Elise Stefanik)下院共和党会議議長、そして共和党核心医師会(GOP Doctors Caucus)のメンバーらは記者会見に参加した。

スカリス議員によると、1年以上前から民主党のナンシー・ペロシ(Nancy Pelosi)下院議長に、中共ウイルス(新型コロナ)の起源を調査するための公聴会の開催を要請した。「この邪悪なウイルスが武漢ウイルス研究所から発生したことを示す報告や証拠がどんどん出てきたからだ」と述べた。

ペロシ議長は公聴会の開催を拒否した。スカリス議員は「ペロシ議長はなぜ、中国がやっていることを隠そうとしているのか?」と疑問を呈した。

同議員はまた、先週にも、中共ウイルスに関する下院特別小委員会(House Select Subcommittee on the Coronavirus Crisis)の議長でもある民主党のジェームズ・クライバーン(James Clyburn)下院議員に、公聴会の開催を要請したが、拒否された。

スカリス議員は解「共和党員は黙っているわけにはいかない」と29日に中共ウイルスに関する下院特別小委員会の共和党員はウイルス起源に関する公聴会を行うことを発表した。

ステファニク議員は、「証拠は明らかだ。中国(共産党)が嘘をつき、米国人を死に至らしめた」とした。

公聴会にはブレット・ジロワー(Brett Giroir)前厚生省次官補やハドソン研究所(Hudson Institute)上級研究員のデービッド・アッシャー(David Asher)博士らが出席するという。

ペロシ氏の報道官は、「下院情報特別委員会(House Intelligence Committee)もウイルスの起源について調査している」と反論した。

ウイルス発生初期、ほとんどの公衆衛生専門家や政府当局者はウイルスが中国の武漢の実験室から流出した可能性を排除した。

しかし、多くの証拠の出現により、流れが変わった。バイデン米大統領は先月27日、情報機関に対してウイルスの起源をめぐる調査の強化を命じた。

テキサス州のマイケル・バージェス(Michael Burgess)下院議員は、「ウイルスの発生源に関する中国共産党の主張を信じるだけでは不十分だ」と付け加えた。

「それではまるで、くまのプーさんの言葉を信じているようなものだ。プーさんは『自分はハニーポットを守る』と言っていたよ」と同氏は皮肉った。

中国では体形が似ていることから、習近平主席の呼称に人気キャラクター「くまのプーさん」を使うことが多い。

(翻訳編集・李凌)

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