中国共産党はこのほど、各地で党成立100周年の祝賀イベントを大々的に行っている。ツイッター上では、共産党を称える歌や踊りなどの公演で出演者が急に倒れた映像が投稿され、注目を集めた。
中国文化観光部(省)は現在、全国で共産党の「偉大さ」を表現する合唱コンサートを実施している。当局が選んだ100曲の革命ソングには、最高指導者だった毛沢東や鄧小平、江沢民を賛美する歌がある。
大紀元の情報提供者によれば、中国共産党は、上層部から末端組織の党員まで、また、農村部でも、これらの革命ソングを歌うようにと指令を発した。さらに、中国SNS上では、各地の寺院の僧侶も党を称賛する歌を歌っている動画が投稿された。
ツイッターでは28日、ユーザーが、合唱コンサートなどで出演者が突然床に倒れた映像を投稿した。
1つの動画では、四川省宜賓市叙州区での結党100周年の祝賀イベントで、革命ソングの音楽に合わせて踊っていたピンクの衣裳を着た中年の女性ダンサーが、舞台中央の前方に移動した際、突然、床に倒れ込んだ。投稿者は、この様子は「(共産党にとって)不吉な兆しであろう」とコメントを書き込んだ。
同日に投稿された別の動画では、北京市通州区での合唱コンサートで、ステージ上で合唱団の団員が3列に並んで歌っていた。一番後ろの列で歌っていた男性団員が、突然気を失い、身体が少しずつ前列の女性団員の背中に倒れ、最終的に床に倒れた。
出演者が急に倒れた原因は不明だ。
また、一人の中国人ユーザーは、浙江省の葬儀業界が党成立100周年を祝うイベントの写真を掲載し、「中国共産党は本当に『百年』になると思う。火葬場さえも準備した」と嘲笑った。中国語の「百年」は、100年という意味のほかに、「死去する」という意味もあるためだ。
(翻訳編集・張哲)