華麗な甲冑を身にまとった騎馬武者たちが競馬や騎馬行列などをする福島県相馬地方の伝統行事「相馬野馬追(そうまのまおい)」が7月24日から26日まで開催された。「相馬野馬追」は国指定重要無形民俗文化財にも指定されており、千年もの長い歴史を誇る。昨年度より新型コロナウイルスの影響を受けていたが、今年はライブ放送を行うなど新しい取り組みに挑んだ。
相馬野馬追は、平将門が合戦の訓練として野馬を放ったことが起源とされている。相馬野馬追実行委員会によると、野馬追の行事は毎年7月下旬に開催され、一昨年は16万人もの来場者でにぎわった。一番の見どころは神旗争奪戦や甲冑競馬だが、感染症拡大防止のため今年は中止となった。
新型コロナウイルスの影響により、一部の行事が中止となったが、新たな取り組みも始まった。3日間の行事を生中継し、専門家の解説や、事前に収録したインタビュー動画を交えることで、在宅でも楽しめるようになった。
(王文亮)