20日午後、自民党総裁選に立候補した、河野太郎行政・規制改革相、岸田文雄・前政調会長、高市早苗・前総務相、野田聖子・幹事長代行の4氏は、自民党の青年局・女性局が主催する討論会に参加した。コロナ禍の学生支援について、各候補は自らの見解を述べた。
河野太郎氏は「返さなくてもいい奨学金を増やしていくというのも大事」と述べ、米や野菜などの現物を生活困窮の学生に支給するという考えを示した。
岸田文雄氏は「多くの学生の皆さんが精神的に大きなストレスを感じておられる」と理解を示し、現金などの支援、バイトのマッチングを工夫する必要性があると強調した。
高市早苗氏は「若いころの学びを続けることは将来の日本の成長につながり、本人にとって大切な財産でもあるので、しっかりと守り抜いていきたい」と述べ、フードバンクへの支援を強化したいと語った。
野田聖子氏は「困窮している学生に現金給付をすべき」と訴え、今困っている人に速やかに手立てを与えることがコロナ禍の最優先課題だと述べた。
(蘇文悦)