【大紀元日本7月31日】オーストラリア・シドニー西方にあるジェノラン洞窟でこのほど、音声ガイドに新たに「宇宙語」が加わることとなった。
「宇宙語」は、米人気SFテレビ番組「スター・トレック」のキャラクターが話す架空言語「クリンゴン語」のこと。番組内で「U.S.S.ジェノーラン NCC-201」という名の宇宙船が登場する縁で、スタッフがこの言語での音声ガイドを提案、8月22日からサービスがスタートする。
ジェノラン洞窟は、世界遺産ブルーマウンテンズ国立公園にある世界最古級の洞窟で、毎年15万から20万人の観光客が訪れる。現在、音声ガイドは8ヶ国語で、スタッフは「新たな言語をガイドに加えるにあたり、架空言語にしたら面白いと考えていました。調べてみると今世界でもっとも話されている人工言語はエスペラント語で、それに次ぐのがクリンゴン語だったので、これを採用しました」と話している。
音声の録音にあたってアメリカから同言語の専門家が呼ばれ、監修したという。クリンゴン語の辞書は毎年10万冊が米オークランドで刷られている。クリンゴン語協会(Klingon Language Institute)は世界50カ国に2500人の会員を有する。
(佐渡)