【大紀元日本9月14日】アメリカ同時爆破事件「9・11」から9年目を迎えた11日、世界貿易センタービル跡地などで犠牲者の追悼式典が開かれた。オバマ米大統領は「米国は多様で寛容な国」とし、宗教的な問題には冷静に対応するよう国民に訴えた。9・11前後に来て、モスク建設計画や、コーラン焼却問題をめぐる宗教的な問題が各地で激化した。
AFP通信によるとアフガニスタン中部ロガール州で12日、米牧師によるイスラム教聖典コーラン焼却集会に抗議する300人規模のデモがあり、治安部隊の発砲で少なくとも2人が死亡、4人が負傷したと地元当局者が発表した。
またキリスト新聞によると4日、イスラム教徒数では最多を数えるインドネシアで、ジャカルタの米大使館前でコーラン焼却に反対する数千人規模の集会があった。9.11前後になって一般的に穏健であったキリスト者とイスラム教徒との関係が急激に悪化し、過激派の教会襲撃事件が多発しているという。
(佐渡)