【大紀元日本10月27日】タイでは、今月はじめから続く大雨による洪水被害が拡大している。地元メディアは「過去数十年間で最悪の規模」と伝えている。
救急当局によると10月10~26日にかけて、死者56人、被災地域34県、被災者98万世帯、被害を受けた農地5100平方キロに達したという。日本人にも人気の観光地、アユタヤ遺跡でも一部に浸水被害が出ている。首都バンコクでも今後、河川が氾濫する恐れがあり、当局は24時間態勢で警戒を続けている。
報道によると、タイ政府は26日の緊急閣議で、洪水被災者1世帯あたり5000バーツの一時金を支給する方針を固めた。