【大紀元日本6月19日】ブラジルのサンパウロやリオデジャネイロを中心とする主要都市で、17日、物価上昇や政治腐敗などに対する大規模なデモが行われ、約20万人が参加した。
今回のデモは公共交通機関の料金値上げに端を発しており、開始当初は小さなものだったが、インターネットを通じてその規模を拡大。17日のデモではリオデジャネイロだけで約10万人が参加しており、乗用車に火をつけるなど一部が暴徒化した。
デモ隊の怒りの矛先は、ブラジルで2014年に開催予定のサッカー・ワールドカップ(W杯)にも向けられ、同大会に多額の公金を投じることへの不満をあらわにした。
(翻訳編集・森 豪太)