【大紀元日本10月3日】米国議会で与野党が医療保険改革法(オバマケア)を巡って対立したことで、2014年会計年度の暫定予算が期限の先月30日までに成立せず、全米にある約400の国立公園や博物館が1日より閉鎖となった。
今回閉鎖された国立公園の中には、自由の女神像があるニューヨークのリバティー島や、歴代大統領4人の顔が刻まれた岩壁で有名なサウスダコタ州「ラシュモア山」といった米国を代表する観光名所も含まれ、国内だけでなく海外からの観光客にも大きな影響が出てきている。
オバマ米大統領は2日午後に議会の与野党指導部4人とホワイトハウスで会談するなど、一部政府機関の閉鎖解消へ向けた動きは既に始まっているものの、下院の多数を占める野党・共和党は医療保険改革法(オバマケア)の変更を求める従来の姿勢を崩しておらず、先行きは不透明なままだ。
(翻訳編集・森 豪太)