【大紀元日本1月22日】反政府デモが拡大するタイで21日、インラック首相は首都バンコクや周辺地域への非常事態宣言の発令を決定した。適用される期間は22日から60日間。来月2日から予定される総選挙に向けて、警備を強化する狙いがあるとみられる。
非常事態宣言が発令されると、報道規制が敷かれ、集会やデモを禁止することが可能になる。
一方、反政府デモを率いるステープ元副首相は、13日より始まったデモ隊による主要交差点の封鎖を今後も続ける意向を表明しており、双方の対立が激化する恐れが高まっている。
バンコクでは爆弾などによる反政府デモ隊への攻撃が相次いでおり、ブルームバーグによると、この5日間で少なくとも1人が死亡、70人が負傷しているという。
(翻訳編集・森 豪太)