【大紀元日本5月21日】反政府デモが続くタイで20日、プラユット陸軍司令官は、同国全土に戒厳令を発令した。これにより、軍が治安維持の全権を掌握することとなった。
陸軍は、今回の戒厳令はクーデターではないと強調。プラユット司令官は、陸軍系のテレビ局を通じて、戒厳令発令の目的は「平和と秩序の回復」であるとし、「国民には通常の生活を送ってほしい」と述べた。
タイでは6か月にわたって反政府デモが続いており、ロイター通信によると、これまでに約30人が死亡している。