[台北 7日 ロイター] – 台湾の蔡英文総統は7日、訪台中のフランス上院議員団と会談し、台湾は今後も国際社会の一員としての役割を果たし続け、地域の平和と安定を実現していくと言明した。
元仏国防相のアラン・リシャール氏率いる4人の議員団は、台湾を自国の一部と見なす中国の強い反対を押し切って、6日に台湾入りした。
蔡氏は総統府で議員団と会い、台湾海峡情勢への関心と台湾の国際社会参加支援についてフランスに謝意を表明。「われわれはインド太平洋地域の平和と安定を実現するため、引き続き国際社会の一員として責任を果たしていく。フランスおよび世界にさらに貢献したいと考えている」と述べた。
オーストラリアのアボット元首相も台湾を訪れており、総統は7日に面会する予定。
中国が台湾に主権受け入れを迫り圧力をかける中、台湾は他の民主主義国との関係強化を熱心に模索している。