(文化)一舞(武)両用の智慧
中国の古典舞踊には、「弓矢步(矢を射るときの姿勢)、大射雁(ダ・シャ・イェン)、大刀花、飛脚」など、武術に似た動作が多く見られます。これらの動作は、名前を聞いただけで武術の意味を感じられます。 実際、中国古典舞踊の技法は、まさに武術から派生したものであり、舞踊と武術は同じ起源で、舞踊の武術的使用は武術であり、武術の文化的使用は舞踊である。 舞踊は、武術の技法を多く取り入れ、体の動きを伸ばしたりゆっくりしたりして、美感とリズムに富んているパフォーマンスとなり、武術の持つ強硬は全くないが、代わりに
怨恨を水に流す
隋王朝の末期、杜如晦(とじょかい)は叔父の杜淹(とあん)と共に、当時割拠していた群雄のひとり、王世充(おうせいじゅう)に仕え、唐軍と戦った。
唐王朝の名宰相・婁師徳の因果応報
唐王朝初期、婁師徳(ろう・しとく)という名宰相がいた。背が高く、大きな口と厚みのある唇はその人物の人となりを表していた。史書によれば彼は落ち着いた性格で度量が大きく、たとえ彼を怒らせる相手であっても許しを請えば、謙虚に譲歩した。しかも立腹した表情を顔に出すこともない。中国ではよく知られている諺の「顔に吐かれた唾が自然に乾くのを待つ」、すなわち、侮辱を受けてもじっと我慢するというのは彼に由来している。
推敲(すいこう)から学ぶ 一文字も大切にする精神
「おす」「たたく」――この二つの文字の組み合わせにより「推敲」という言葉が生まれました。
文章を書かれる方は日ごろよく耳にする言葉ではないでしょうか。その由来は唐の時代にさかのぼります。今回はあらためてこの言葉の意味を考えてみたいと思います。
千年前の道徳教科書-「女孝経」
古代中国の唐王朝時代(618年―907年)、侯莫陳 邈(こうばくちん ばく)の妻である鄭氏は昔の賢人に関する歴史の物語が好きでした、このような物語を読むとき、彼女はいつも大いに感激にふけました。そこで、鄭氏は良い物語をまとめ「女孝経」を記し、後世のための道徳の手本としました。
ゴマをする人物には気をつけよう
古今東西、権力者が腐敗するのは世の常。取巻きたちが送る金や貢物の他に、最も権力者を堕落させるのは、周りからの「賞賛の声」。褒め言葉は聞けば聞くほど耳に心地いいが、その一方、自