「九評」発表1周年にあたり、580万人が脱党、世界各地で祝賀イベント

2005/11/26 更新: 2005/11/26

【大紀元日本11月26日】昨年11月19日に発表された大紀元シリーズ社説「九評共産党(共産党についての九つの論評、以下九評」)」は、歴史や政治、経済、信教などの分野において、中国共産党(中共)の詐欺や暴力、邪教、ごろつき本性、邪悪本質などを暴露した。わずか1年の間に、空前の脱党ブームと精神開放運動が引き起こされ、現時点までにすでに580万人が大紀元「脱党サイト」で中共と決裂する声明を公開、世界各地で祝賀イベントが行われた。

全世界脱党サービスセンターの高大維博士は「500万人が共産党を離脱したことは重要な転換点であり、中国共産党の崩壊は歴史の流れであることを意味する」と見解を述べた。

世界を驚愕させた「九評共産党」

高氏によると、大紀元サイトが報道した世界での「九評」と関連する脱党活動はこの一年で869回に上り、シンポジウムが441回、デモ集会などの活動が428回だという。これらの活動は世界34カ国127都市で展開され、団体参加数は3775回に達し、3414人が発言したという。

10月末、フランクフルトで開催した世界最大規模の国際書展において、二十数カ国語の「九評」翻訳版が展示された。韓国ではベストセラーに選ばれ、米国アジア記者協会からは「2005年ネット報道最優秀賞」が授与された。

「九評」が発表されて1ヵ月後、すでに中国各都市で密かに広がった。その後「九評」と脱党情報はネットや、電話、ファクス、電波ジャック、街頭掲載、口コミなどの方式で、全国各地に届けられたという。

中国では国民が「九評」に興味を示し始め、人々はこの本を回し読み、脱中国共産党を決意し、自分や、国家、民族の運命と歴史を変えようとしている。

10月7日、ルーマニアの首都で開催された「共産主義の罪状と人権迫害」を題するシンポジウムでは、共和党副総裁などの政治家が出席し、自由党代表は共産党のあらゆるスローガンを禁止するよう提案した。中には「国民に共産党の邪悪な歴史を銘記させるには、『九評』を小学校の教材にすべきだ」という意見もあった。

シカゴ市議会と全米2番目の人口を誇るクック郡は、それぞれ関連決議を通過させ、中国国民による共産党の離脱を支持すると共に、市民と政府関係者に対し、引き続き中共の暴政を公にして非難するよう呼びかけた。

海外の華僑は10月1日を「殉国の日」と命名し、チェコの首都で大規模な脱党集会デモが開かれた。ハヴェル前大統領は自ら声援を送り、マリ主教からは応援手紙が届けられた。600万人以上のチェコ国民は国家テレビ局の90分間報道番組を通じ、脱党活動の全容を知った。

香港や、台湾、北米、アジア、欧州、豪州など多くの国家と地区の指導者に「九評」が贈与され、この社説もどんどん政界や、非政府組織、主流メディアから注目されるようになった。

世界各地で「九評」発表1周年を祝う

香港や台湾、米国、カナダ、フランス、ドイツ、豪州、ニュージーランド、日本、韓国、インドネシア、マレーシアなどの国と地区で各種イベントがこのほど開催され、「九評」発表1周年を祝い、580万人が共産党を離脱したことを声援した。

「中国大赦」の主席・沈黙氏や、「希望の声」ラジオの評論家・藍述氏、北カリフォルニア州脱党サービスセンターの馬麗娟氏、民主活動家である中国社民党西アメリカ支部の責任者・劉因全氏、「中国事務雑誌」の責任編集者・伍凡氏、新唐人テレビの時事評論家・李天笑博士などは各地の祝賀集会活動に参加し、「8000万人の同胞を殺した中国共産党が崩壊するのは歴史の流れであり、『九評』はこの悪党にとどめを刺した」と共通認識を示し、国民に向けて中共と決別するよう呼びかけ、新しい中国の誕生に希望を託した。