エポックタイムズジャパンで2024年米大統領選の結果や動向をめぐる6日の動きを随時更新でお伝えします。

2024年11月5日に実施されるアメリカ大統領選挙は、現職のカマラ・ハリス副大統領（民主党）と前大統領のドナルド・トランプ氏（共和党）による対決となっている。選挙結果はアメリカ国内のみならず、国際社会にも大きな影響を与えるため、今後の動向に注目が集まっている。

【候補者】

カマラ・ハリス氏：バイデン大統領が7月に撤退し、ハリス氏を後継候補として指名した。

ドナルド・トランプ氏：2020年の米大統領選で当選しなかったトランプ氏は、大統領の座を再度目指す。

【各州の最新動向】

激戦州（スイングステート）の結果が選挙結果に大きな影響を与えることが多い。

アリゾナ州：伝統的に共和党が強い州だったが、近年は民主党の支持も増加。移民問題や経済政策が主要な争点となっている。

ジョージア州：2020年に民主党が勝ち取ったことで注目を集めた。都市部の人口増加と多様化が選挙結果に影響を与えている。

ミシガン州：自動車産業が盛んな同州では、経済政策が有権者の関心事。労働者層の支持が鍵となる。

ペンシルベニア州：都市部と農村部で支持傾向が分離しやすい州で、エネルギー政策や製造業の振興が重要なテーマとなる。

ウィスコンシン州：農業と製造業が主要産業で、経済政策や貿易政策が有権者の関心を集めている。

ネバダ州：観光業が経済の中心で、パンデミックからの回復状況が選挙結果に影響を与える可能性がある。

ノースカロライナ州：軍事産業や農業が盛んで、経済政策や教育政策が主要な争点となっている。

中でも、ペンシルベニア州が最重要とされている。主な理由は以下の通り。

①選挙人数が多い：ペンシルベニア州は選挙人20人を擁する州で、全体の選挙人270人の過半数に向けて重要な州の一つ。

②影響力のある産業と多様な有権者層がいる：ペンシルベニア州には鉄鋼業やエネルギー産業の影響が強く、労働者階級の有権者が多い地域が含まれる。また、都市部と農村部で政治的な傾向が異なるため、どの層が投票するかによって結果が左右されやすい特徴がある。