10月22日夜、中国チベット自治区ナクチュ市バチェン県でマグニチュード7.0の地震が発生した。現地住民は、余震が相次いでおり、多くの住宅が倒壊していると語った。また、バチェン県に隣接する青海省玉樹チベット族自治州ザトェ県でも強い揺れがあり、一部の住宅に亀裂が入った。
中国地震台網によると、地震は22日午後10時33分に発生した。震源の深さは10キロ、震央は北緯32.40度、東経93.79度だった。(動画)
今回の地震は、中国で2024年1月以降に起きた地震の中で最大規模となった。地震発生後、周辺ではマグニチュード3~4程度の余震が相次いだ。
チベット地震で16人死亡、54人負傷 住宅339戸が倒壊
これまでに少なくとも16人の死亡と54人の負傷が確認されている。
震央に近い複数の村では一部の住宅に亀裂が入り、339世帯の住宅が倒壊したとの情報もある。行方不明者の数や被害の全容は、まだ明らかになっていない。
震央に近い地域の住民は、大紀元に対し、「揺れは10秒ほど続き、非常に激しかった。子供たちは怖がって泣き出した。こんな大きな地震は初めてだ。これまでに4回の余震があった」と語った。
この住民は、周辺の被害についても次のように話した。
「私たちが住んでいるのは、バチェン県の中心部から23キロほどの場所だ。多くの住宅が倒壊している。特にマル郷の被害がひどい。私たちもそのすぐ近くにいる」
震央から数十キロ離れたバチェン県中心部の住民も、強い揺れを感じたという。
「震央は県の中心部ではなかったが、建物の上の階ではかなり強く揺れた。私は当時2階にいて、すぐに階下へ逃げた」
また、バチェン県から300キロ以上離れたチャムド市ペンバル県の住民も、10秒以上にわたって強い揺れを感じたと話した。
バチェン県全域で揺れ 隣接する青海省でも住宅に亀裂
中国共産党(中共)中央テレビの報道によると、バチェン県内の全10郷・鎮で揺れが確認された。震央に最も近いマル郷とカンチェ郷では特に揺れが強く、一部の住宅に亀裂が入った。
カンチェ郷では住民2人が負傷し、治療のため病院に搬送された。
また、新華社通信によると、バチェン県に隣接する青海省ザトェ県チャダン郷の関係者は、現地で強い揺れがあり、一部の住宅に亀裂が入ったと説明した。
現在、被害状況を詳しく調べているが、これまでのところ住宅の倒壊や死傷者の報告はないという。
ザトェ県ジエドゥオ郷の関係者も、バチェン県との県境に位置する複数の村で強い揺れがあったと述べた。現在、住宅の被害状況を調べているという。
今回の地震では、震央から5キロ以内にレンダ、プチン村、ガイジャカ村があり、20キロ以内にはカンチェ郷とマル郷が位置している。
震央からの距離は、ソク県が57キロ、バチェン県中心部が59キロ、ビル県が103キロ、ニェンロン県が144キロ、青海省ザトェ県が152キロ、ナクチュ市中心部が194キロ、ラサ市が399キロとなっている。
中国地震台網の速報記録によると、今回の震央から200キロ以内では、過去5年間にマグニチュード3以上の地震が計54回発生している。今回の地震は、その中で最大規模だった。
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