トランプ米大統領は、共和党が選挙で劣勢なのは自身が候補者として出馬していなかったためだとの認識を示した。上下両院の選挙で民主党が主要な選挙区を制する中、トランプ氏は民主党との協力に前向きな姿勢も表明し、選挙結果を受け入れる考えを明らかにした。
トランプ氏は3日、「トゥルース・ソーシャル」に、「私は投票用紙に載っていなかった。もし載っていたなら、我々は圧勝していただろう」と投稿。選挙前、「私が立候補していると思って、投票してほしい」と有権者に訴えていた。
別の投稿では、「今回、勝った候補者と敗れた候補者について、その理由を良い面も悪い面も含めて解説する政治評論家になるつもりだ」と述べた。
トランプ氏は米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューで、選挙結果を受け入れ、民主党と協力する用意があるとも語った。
「私は間違いなく、その結果を受け入れるつもりだ。民主党と協力する。彼らと仕事をすることを楽しみにしている。おそらく何らかの合意を見いだせるだろう」と述べた。
また、連邦上院選に出馬し、いずれも敗れたダーリーン・グラハム上院議員(共和党)や、共和党のケン・パクストン氏を支持したことについては、後悔していないと語った。
一方、選挙で敗北したテキサス州のグレッグ・アボット知事には批判の矛先を向けた。
トゥルース・ソーシャルへの投稿で、「もしアボット知事が、政治家人生の最後の6か月間に共和党主流派から離れるようなことをしていなければ、敗北することはなかっただろう。彼は以前のやり方に戻ったが、結果は芳しくなかった」と批評した。
ホワイトハウス当局者も報道陣に送ったメールで、大統領の発言に同調している。当局者によると、選挙結果が明らかになる中、ホワイトハウスは反発を強める姿勢を見せており、民主党の勝利については投票率や候補者の資質に原因があると分析している。
現在、民主党は複数の激戦州の上院選で勝利を収め、その他の選挙でも相次いで議席を獲得した。
当局者は「ホワイトハウスは反発の姿勢を崩していない。トランプ大統領自身は今回の選挙に出馬していなかった。トランプ氏が候補者として名を連ねれば、その支持者は投票所に足を運ぶことが証明されている」と述べた。
さらに、「候補者の資質も重要だ。トランプ大統領は多くの候補者について、本人たち自身よりも効果的に支持を訴えていた」と続けた。
トランプ氏は閣僚や政治顧問らとともにホワイトハウスのイーストルームに集まり、開票状況を見守った。
ホワイトハウス当局者はまた、民主党に投票した有権者も、イランとの戦争が終結し、ガソリン価格が下落し始めれば、「自らの選択を深く後悔する」ようになる可能性があると述べた。
選挙結果がどうなろうとも、「急進左派を阻止するというトランプ氏の決意は、さらに強まるだけだ。覚悟しておいた方がいい」と強調した。
トランプ氏は米政治専門メディア「ポリティコ」とのインタビューで、民主党幹部の一部とはすでに電話で話したと明らかにした。ただ、具体的な相手の名前は挙げなかった。
「彼らはすでに電話をかけてきており、私と協力したがっている」と語った。
また、今後2年間、議会が可決した法案にことごとく拒否権を行使するような事態は望んでいないとも述べた。
移民制度改革に応じる考えがあるかと問われると、「国にとって適切で、有益なこと」であれば、何でも検討すると答えた。
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