米商務省、ハイテク輸出の規制強化 中国「軍民融合」への対抗措置
米商務省は4月28日、米国の半導体製造装置などの先端技術が、中国共産党に渡り軍事転用されるのを防ぐために、貿易に関する規制を強化する。中国共産党政権による、民間技術を軍事転用という「軍民融合」政策への対抗措置とみられている。
米当局、華為技術にさらなる規制か バックドア報道も
米国国防省は、中国通信大手・ファーウェイ(華為技術)に対する米国の新しい規制を支持し、華為機器の輸入緩和の決定を変更する可能性がある。ロイター通信が2月13日、情報セキュリティに詳しい情報筋の話として伝えた。10日には、 米国家安全保障問題担当大統領補佐官が、ファーウェイの機器には「バックドアが仕掛けているとの証拠がある」とメディアの取材に明かしている。
米次期商務長官「TPPは最良のアイデアではない」 中国の保護主義にも言及
米国ドナルド・トランプ次期大統領に商務長官に指名された、ウィルバー・ロス氏(79)は18日、上院商業科学運輸委員会の指名承認公聴会で、「中国は最大の貿易保護主義国家」と批判し、環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)の批准に反対すると次期ドナルド・トランプ氏の貿易政策を改めて強調した。