【大紀元日本10月24日】10月21日朝、大きな関心を集めていた、中国広東省佛山市で起きた女児ひき逃げ事件の被害者・悦悦ちゃんは、わずか2歳で人世を離れた。
そもそも道徳崩壊と言われる冷酷な中国社会が、この事件により再び世界から注目され、中国における道徳破壊が再度人々の議論の議題となった。中国の国民たちも憤りながら、中国はなぜ昔の「礼儀の国」から今日のような動物に及ばない冷酷な社会に堕落したのか、と深く反省している。
以下は、本事件に関するネットの書き込みである。これらを通じて、マルクス主義による党文化が中国の道徳を破壊した究極の原因だったという結論を中国人が得たことが分かった。
ー 悦悦ちゃんが轢かれた後、大勢が見殺しにしているのに、なぜ陳賢妹さんは助けたのだろうか。これは決して偶然ではない。つまり、彼女は、それほどの教育を受けていなかったからだ。陳さんはほとんど学校に通わなかったし、生きていくために、新聞や書物を読まず、理論的な学習などもしていないのだ。つまり、彼女は自ら中共による党文化の宣伝に接近してこなかったというわけである。したがって、彼女の価値観は改造されておらず、良心がなお存在し、天性がなお生きているのである。
ー 中国には、道徳喪失というような社会的矛盾がそもそもあるはずはない。横領、腐敗の官僚を全部逮捕し、人権活動により捉まっている人をみな解放し、国民への監視などをしなくなり、輿論が自由になれれば、道徳水準はすぐ上昇してくる。
ー 1か月前のこと。中央テレビでのインタビュー。問い:南京の彭宇の案件は法律面から見れば複雑ですか。答え:法学部の大学二年生レベルの常識的なものです。問い:あなたはこの案件について、どうお考えですか。問い:この案件は一つの里程標であり、正義を埋めた里程標でした。つまり墓碑的な判決でした。
昨日、中央テレビはまた、インタビューした。問い:悦悦ちゃんの案件について、どうお考えですか。答え:墓碑はピカピカ光っています。
ー サウジアラビア航空乗務員MG。今日、米国駐ドバイ大使館でビザを申請した際に、CNNニュースがビッグテレビに映り、佛山の悦悦ちゃんが悲惨にひかれた画面が流され、通り過ぎた18人はみな見て見ぬふりをしていると解説された。ロビーには100人ほどいたが、みなビック仰天の表情を浮かべていた。一人の中国人として、わたしはその瞬間に、本当に恥ずかしくて穴があれば入りたいほどの心境であった。どう解釈しても無駄だ。われわれの民族はいったいどうなっているのだろうか。
ー 中共が培ってきたものは、いずれも冷血なもので、すなわち無神論の産物なのだ。それで、良心や道徳はもはや人々の装飾品に堕落しており、人間の具すべき標準ではなくなった。読者の皆さんはどうお考えなのか。それらの人たちは、また人間と思うか。もし、ひかれたのが他人の子供ではなく自分たちの子どもだったら、それらの人たちも依然としてそれほど冷酷に対処するのか。彼らは悪魔と変わらないではないか。中共の世界はまさに、道徳崩壊の社会であり、悪魔の世界なのだ。目覚めよう、この社会がどうなっているか、誰がこういった冷酷な人間を育てたのかを、問わなければならない。
ー お金のために、人は酒に水を入れたり、薬に毒を投じたりする。職位を得るために、敵を味方と取り違え、家族を滅し、親族を認めないということさえできる。自分のために、人々は目の前の罪悪などを見て見ぬふりをしている。人々は、中国にはエンドラインがないと言うが、わたしはこの社会のエンドラインはあなたの身の上にあると言いたい。自分は局外にいて、トラブルから避けられると思わないでほしい。この世界は永遠にあなたと関係しており、この世界がこれほどまでに堕落しのは、われわれがこの世界を直そうとしないからだ。
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