悪化の一途をたどる中国の大気汚染を改善するため、世界銀行理事会が汚染がもっとも深刻である北京、天津及び河北省の空気汚染対策プロジェクトに5億米ドル(約564億円)の借款提供を決定した。ロイター通信が報じた。
世銀の発表によると、このプロジェクトへの融資総額は14億米ドル(約1574億円)で、実施期間は6年間。世銀から5億米ドル、中国の商業銀行、華夏銀行から5億米ドルが融資されるほか、残りの4億米ドルは貸し手への株式発行で調達する。
世界銀行とは、途上国の貧困削減や開発支援を目的として設立された技術援助機関であり、国連機関の一つ。その活動の全ては、国際貿易と投資を促進させることを目的とし、各国の中央政府または同政府から債務保証を受けた機関に対し融資を行っている。
(翻訳編集・桜井信一)
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